ウィーン王宮礼拝堂でのミサ(ウィーン少年合唱団)

ウィーンへ行ったら、あの有名なウィーン少年合唱団の歌を聴きたいですね。どうせ聴くなら、ウィーン王宮礼拝堂のミサに参加すれば、それこそ、「天使の歌声」を聴くことができます。今まで、立ち見席1回と、指定席1回、聴きました。ただ、彼らの歌う姿を直接見ることは、非常に難しいです。聴くだけと思ってください。私は運良く、彼らの歌う姿を見ることができる座席の切符を入手できましたが、全くの運任せです。

彼らは、夏休み（６月下旬から９月中旬）の期間を除き、ほぼ毎日曜日、朝9:15より、約１時間半、ウィーン王宮礼拝堂ブルク・カペレのミサで歌っています。

ウィーン少年合唱団とウィーン・フィルのメンバー（国立オペラ劇場男性合唱団と国立オペラ劇場オーケストラ）が3Ｆ席から、そして1階の礼拝堂前方には王宮付属聖歌隊が、ミサに参列し歌っています。だから、ウィーン少年合唱団は、正確には聖歌隊という訳ではないのです。
世界最高のウィーン・フィルハーモニー・オーケストラと、ウィーン少年合唱団を一緒に聴くことができるのはここだけでしょう。素晴らしい演奏で感動しました。

チケットは１０−３０ユーロ程度ですが、一番高い席を日本から予約したら、２Ｆ（日本で言う３階）で、祭壇の真正面で、礼拝の様子は見られましたが、合唱団は見えませんでした。

また、切符の購入方法は、下記の4通りです。

１）下記ＨＰで予約.(2012/9再記）。

２）金曜日の 10:00〜13:00 または 15:00〜17:00 に、王宮礼拝堂の窓口（階段を上がった左側）で購入する。

３）日曜当日の 8:30 以降、チケットが余っている場合のみ、王宮礼拝堂窓口で購入する。

４）現地のチケット屋さん（王宮礼拝堂近くにも数軒あります）で買う。ただし手数料25%。

かれらは、３Ｆ（日本で言う4階）で歌います。ミサコンサートの座席のうち、２Ｆと3Ｆ席の横側の最前列の一部からのみ、彼らの歌う姿を見ることができます。また、運が悪いと、礼拝の様子は勿論、合唱団の姿も全く見ることはできません。映りの悪い大型ＴＶの画面を眺めるだけです。だから、礼拝で天使の声を聴くだけ、と思ってください。

礼拝の最後に、少年合唱団は３Ｆから降りてきて、聖壇の前で、今度は聖歌隊として１曲、歌います。 こちらは、各階とも、前のほうの席なら見られます。

なお、礼拝が終わると、神父さんが献金袋を持って、座席を回ります。見ていると、皆さん、１−５ユーロ程度を寄付しているようです。それと、小さい御煎餅のようなもの（パン）を配ります。信者の方は食してください、ということらしく、立って受け取る人も居れば、座って受け取らない人も居ます。

また、（０階の）立ち見席は無料ですが、予約はできません。礼拝堂が８時30分過ぎに開くので、列に並んで入場します。結構混んでますので、早く行かないと前の方で立ち見できないです。

１０：３０頃に礼拝が終わると、合唱団の一部の少年は前の庭に出てきてくれますので、記念撮影ができます（右下の写真）。でも、今回は雨だったためか、出てきませんでした（2012年記）。

３Ｆ席から、少年合唱団の入場を見る	少年合唱団	前庭での記念撮影風景

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ウィーン少年合唱団は、4月下旬〜6月中旬および9月初旬〜10月中旬の毎週金曜に、楽友協会でコンサートを催しています。こちらは、日本でのコンサートと同じ形式と思いますが、行っていないので分かりません。

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